防水工事の耐用年数は?|工事のタイミングを紹介

2023.11.16


水が溜まりやすい屋上やベランダには、雨水から建物を守るために防水工事が行われています。
しかし、この防水工事にも耐用年数があり、劣化すると防水機能が失われ建物の寿命を縮めてしまうことに……。
そのため、定期的に工事を行うことで建物を保護する必要があります。

そこで今回は、工事をするタイミングが分からないという方に向けて「防水工事の耐用年数」について紹介していきます。
ぜひ、前回の防水工事からまったくメンテナンスをしていない場合や年数が経過しているという方は、当記事を参考にチェックしてみてくださいね。

防水工事って何?


防水工事はビルやマンション、一般住宅などの建物の屋上やベランダから雨水が建物の中に浸入し、内部の柱や土台が腐食することや雨漏りが発生することを防ぐために行われる工事のことです。
防水工事にはさまざまな種類があり、種類によって耐用年数は異なります。

防水工事の種類と耐用年数


それでは、防水工事の種類と耐用年数をチェックしていきましょう。

●ウレタン防水


ウレタン防水は、ウレタン樹脂を液体化したものを数回塗布することで、防水層を作る工事のことを指します。
この防水工事は、さまざまな形状の屋上やベランダにも対応することができます。
工法は「密着工法」と「メッシュ工法」、「通気緩衝工法」の3つに分かれており、耐用年数は「8年~12年程度」です。

●FRP防水


FRP防水は床の上にFRPシートを敷き、その上から樹脂を塗布して硬化させる工事です。
FRPとは「繊維強化プラスチック」の略で、とても硬く耐久性と防水性に優れていることが特徴です。
この防水工事の耐用年数は、「10年~15年程度」になります。

●シート防水


シート防水では、防水性のシートを床の上に貼り付けていきます。
シートの種類は「ゴムシート」や「塩ビシート」、「アスファルトシート」があります。
工法は「接着工法」と「機械式固定工法」の2つに分かれており、この防水工事の耐用年数は「10年~15年」程度です。

●アスファルト防水


アスファルト防水では、「ルーフィング」というアスファルトを浸透させた合成繊維不織布のシートを、下地に貼り重ねていく工事のことです。
防水膜が厚く、耐久性が高いことが特徴です。
また、工法は「熱工法」と「トーチ工法」、「常温工法」の3つに分かれ、耐用年数は「15年~25年」程度です。

防水工事を行う目安


また、防水工事のタイミングは耐用年数だけではなく、実際の劣化具合によっても判断することができます。
では、劣化したときに表れる症状をチェックしていきましょう。

●ひび割れが発生している

屋上やベランダを確認したときにひび割れが発生していませんか?
ひび割れは、劣化症状のひとつでひび割れが防水層まで到達すると、そこから雨水が建物の内部に浸入してしまいます。

●膨れや剥がれが発生している

部分的に膨れが起こっていたり、剥がれが発生していませんか?
膨れや剥がれは、ウレタン防水の塗膜やシート防水、アスファルト防水の繋ぎ目に発生することが多いです。

●水溜まりができている

屋上やベランダに水溜まりが発生していませんか?
水溜まりができている場合、建物のゆがみや施工不良、排水溝が機能していないなどの原因が考えられます。
水が溜まっている状態を放置してしまうと、防水層の劣化につながってしまうため注意しましょう。

●雨漏りが発生した

雨漏りが発生した場合、すでに建物の内部に雨水が浸入してしまっていることは明らかです。
雨漏りが起こってしまったときは、まずは雨漏りの原因を特定することになります。
専門の業者に、早急に連絡をするようにしましょう。

専門業者でないとサインを見落としてしまう場合も


防水工事は、耐用年数が近づいてきたときや劣化の症状が表れたタイミングで行うことがおすすめです。
しかし、プロの専門業者でないと劣化症状を見落としてしまう可能性もあります。
そのため、気づかないうちに雨水が建物の内部に浸入し大規模な改修費用がかかってしまわないように、定期的に劣化の状態を確認してもらうと安心です。

防止工事なら『小川防水工業』へ



小川防水工業では、防水工事を承っております。
建物を守るため、丁寧で高クオリティな施工をお届けいたします。
ぜひ、防水工事のことでお悩みの際は当社にお気軽にご相談ください。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
雨水や湿気などの水分は、建物にとって大敵です。
建物の耐久性を下げてしまわないように、定期的な防水工事を怠らないようにしましょう。
この記事が、防水工事のタイミングに悩むあなたの参考となりましたら幸いです。


小川防水工業
【TEL】070-4780-1002
【営業時間】8:30~18:00
【定休日】日曜日
お問い合わせはコチラから>>>

PAGE
TOP